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【院長コラム】開業初日、心に浮かんだ10のこと 

2025年5月7日。JR吹田駅のすぐ前で、静かにドアを開けたこのクリニック。
新しい何かが始まるという実感と、ここまで支えてくれた人たちの顔が、次々に心に浮かびました。
この記事では、開業初日の朝、院長としてふと心に浮かんだ“10のこと”を、そのまま綴ってみようと思います。

1. 「今日から、ここが誰かの“居場所”になる」 

病気の診断名や治療方針だけではなく、“あ、ここなら話せそう”と感じてもらえる空間をつくること。それが私の目標です。

2. 「開業とは、医療者の孤独ではなく、信頼の受け皿をつくること」 

チームで働く中で、信頼を築き、支える体制を共有することが、医療を継続可能にします。

3. 「“すぐに治す”ではなく、“一緒に考える”医療へ」 

精神科は、結果の出るスピードが他科より遅い。だからこそ、寄り添いと説明の質が大切になります。

4. 「“わからない”ことを怖れない」 

人の心は複雑で、多面的です。『まだ答えが出ていません』という正直さは、信頼に繋がることもあると信じています。

5. 「患者さんの語る“日常”に耳を傾ける」 

診断よりも先に、その人の朝・昼・夜のリズムや孤独の形を知ることが、医療の出発点になります。

6. 「“診察”よりも、“対話”」

白衣の内側から語られる声だけでなく、玄関前の表情にも気づける医師でいたいと思います。

7. 「吹田という場所である意味」 

地域医療の拠点として、“JR駅前”の特性を活かして、誰でも通いやすい環境を整えました。

8. 「スタッフに支えられている実感」 

一人では絶対にできなかったこと。受付、看護、心理…一緒に働く仲間の存在に救われています。

9. 「“医師である前に、人であれ”」

何を言うかの前に、どう言うか。誠実さを選ぶ毎日でありたいです。

10. 「今日は“0日目”であって、“初日”ではない」 

この道がどこに続くのかはまだわかりません。ただ一歩ずつ、誰かの安心に繋がるように歩いていきます。

まとめ 

ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。
“ゆうゆうからだとこころのクリニック”は、今日から始まった場所ですが、長く愛される場所にしていきたいと思っています。
どうか、必要なときに思い出していただけたら嬉しいです。