過去の自分を責めてしまうときに
2025.06.07
あのとき、もっとこうしていれば——。私たちは過去の選択に後悔し、自分を責めてしまうことがあります。
誰しも、過去に「戻れるなら戻りたい」と思う瞬間があるでしょう。あのとき、違う言葉を選べばよかった。あの行動をしなければよかった。そんな後悔が、夜になると心を支配することもあります。
しかし、私たちは「そのときの自分にできる最善」を選んで生きてきたはずです。情報も、経験も、体力も、心の余裕も、今とは違っていたあの時点で、必死に考えて出した答えだったのです。
それでもなお、「もっと良い選択があった」と思うのは、今のあなたが成長している証拠です。だからこそ、過去の自分を否定するのではなく、「よくがんばったね」と声をかけてあげてほしいのです。
私たちのクリニックでも、トラウマや後悔に囚われて動けなくなってしまった方が、少しずつ“自分を許す”ことを学んでいく姿を見てきました。その一歩は、とても小さくて優しいものです。
過去を変えることはできませんが、過去との関係を変えることはできます。それが心の回復への第一歩です。
あなたが過去を責めて苦しいとき、自分に優しくすることが、未来のあなたを救うことにつながります。
後悔に囚われていると感じたら、ゆうゆうクリニックでその想いを言葉にしてみませんか?きっと心が軽くなります。