「片づけられない」のは怠けじゃない?ADHDの可能性と工夫
2025.05.10
「部屋がいつも散らかっている」「大事な書類をすぐ失くす」「片づけが苦手」…そんな悩み、ありませんか?
もしかすると、それは性格のせいではなくADHD(注意欠如・多動症)という発達特性が関係しているかもしれません。
今回は、ADHDの特徴と生活の中でできる工夫をご紹介します。
ADHDの主な特徴
大人のADHDでは以下のような傾向が見られます
- 忘れ物やミスが多い
- 片づけや整理整頓が苦手
- 先延ばし・時間管理ができない
- 衝動的に物を買ってしまう
これらは、脳のワーキングメモリ機能や注意機能の特性によるもので、本人の努力不足ではありません。
生活でできる具体的な工夫
- 物の定位置を決めてラベリング
- タスクは紙やアプリに“見える化”
- タイマーやリマインダーで時間管理
- 「片づけ5分ルール」など短時間で習慣化
- 周囲の理解や配慮も大きな助けになります
困り感が強いなら医療機関へ相談を
「何度やってもうまくいかない」「仕事や人間関係に支障がある」場合は、診断・支援の対象となる可能性があります。医師との相談で新たな対応策が見つかることもあります。
まとめ
“できない”には理由があります。まずは自分の特性を知り、無理なく工夫を取り入れることで日常は少しずつ整っていきます。