「“泣きたくなる”という感情」:涙が教えてくれる心の状態
2025.06.24
ふとした瞬間に、なぜか涙が出てくる。そんなとき、「自分は弱いのかもしれない」と感じていませんか?けれど、涙は決して弱さの証ではありません。むしろ、心が限界に達したときの自然な反応なのです。
私たちは日々、たくさんの感情を抱えながら生きています。悲しみ、悔しさ、孤独、安心、感動……涙は、そうした感情が溢れたときにあらわれる、心の“解放”のサインです。
たとえば、いつもは我慢している人が、ふとした言葉に安心して涙を流すことがあります。それは、ようやく心が「大丈夫」と感じて、感情が外に出ることを許した瞬間なのかもしれません。
心理学でも、涙には「カタルシス(感情の浄化)」という役割があるとされています。つまり、泣くことによって感情が整理され、心がスッキリするという現象です。
大切なのは、「泣かないように我慢すること」ではなく、「涙を通して自分の気持ちに気づくこと」です。涙の裏には、あなた自身が長い間抱えてきた大切な想いや、心の声があるのです。
涙を流せる自分を、どうか否定しないでください。むしろ、それはあなたが頑張ってきた証でもあるのです。
ゆうゆうからだとこころのクリニックでは、涙の奥にある感情や背景を一緒に見つめていくお手伝いをしています。どうぞお気軽にご相談ください。
ゆうゆうからだとこころのクリニックでは、心の不調や日常の悩みに寄り添う診療を行っています。どうぞお気軽にご相談ください。