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「“自己肯定感が低い”と言われる人——本当の意味」

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◆ 「自己肯定感が低い」と感じるとき

・自分に自信が持てない

・他人と比較して落ち込む

・失敗を引きずってしまう

・褒められても素直に受け取れない

「自分はまだまだだ」と感じる

吹田市や北摂地域の外来でも、
「自己肯定感が低い気がする」という相談はとても多く聞かれます。

最近では、自己肯定感という言葉が広く使われるようになりました。
しかし、この言葉は時に誤解されやすい概念でもあります。

◆ 自己肯定感は「自信」とは違う

自己肯定感は、
「自分が優れていると感じること」ではありません。

本来の意味は、

“うまくいかないときでも、自分の価値を失わない感覚”

です。

よくある誤解

実際の意味

自分に自信がある

成功しなくても自分を否定しない

ポジティブ思考

感情をそのまま受け止める

何でもできる

できない自分も認める

強い人

弱さを含めて受け入れる

つまり自己肯定感とは、
完璧さではなく、安定感です。

◆ 北摂の事例:20代女性の「褒められても信じられない」

北摂地域在住の20代女性。
職場でも評価されている方でした。

しかし、

「褒められても、本当は違うと思う」
「自分はたまたまうまくいっただけ」

と話されていました。

このような状態では、
どれだけ成果を出しても安心できません。

なぜなら、
評価よりも自己評価の基準が厳しすぎるからです。

◆ 自己肯定感が揺らぐ理由

背景

内容

条件付き評価

成績や成果で評価された経験

比較環境

周囲との競争

完璧主義

ミスを許せない

否定経験

批判の記憶

こうした経験が重なると、
「できた自分」だけが価値を持つようになります。

しかし人生では、
常に成功することは不可能です。

◆ 吹田市の心療内科での支援:「評価軸を広げる」

「ゆうゆうからだとこころのクリニック」では、
自己肯定感を高めようと無理にポジティブ思考を勧めることはありません。

むしろ大切にしているのは、
評価軸を増やすことです。

🔹① 成果以外の価値を見つける

  → 努力
  → 誠実さ
  → 思いやり

🔹② 失敗を経験として扱う

  → ミス=価値の否定ではない

🔹③ 自分の内側の声を整理する

  → 自己批判の思考を客観視する

🔹④ 比較の距離を取る

  → 他人の人生は参考程度

◆ 家庭でできる関わり

🔷 ① 結果だけで評価しない

  → 「頑張ったね」とプロセスを見る

🔷 ② 失敗を共有する

  → 親もミスを話す

🔷 ③ 感情を否定しない

  → 「そう感じたんだね」と受け止める

◆ 自己肯定感は「育つ感覚」

自己肯定感は、
急に高くなるものではありません。

安心できる関係の中で、
少しずつ育っていく感覚です。

吹田市・北摂地域で、私たちは
自己肯定感の問題を「性格の弱さ」と捉えず、
経験と環境の積み重ねとして支援しています。