TOPへ

ブログ

“完璧を求める子”——0か100かの思考に揺れる心

ブログ

◆「ちゃんとできないなら、やらない」

 ・少しでもミスがあると全部やり直す

 ・100点以外は納得しない

 ・自分の出来に常に不満を持っている

 ・他人の評価に強く影響される

 ・「まあいいか」が言えない

吹田市や北摂地域でも、
「完璧主義が強すぎるのでは」という相談は少なくありません。

一見すると、真面目で努力家。
しかし内側では、“0か100か”の極端な思考に振り回され、
常に緊張状態が続いていることがあります。

◆ 完璧主義は「向上心」ではなく「不安対処」になることがある

完璧を求めること自体は悪いことではありません。
問題は、それが不安を抑えるための手段になっている場合です。

表面

内側

100点を目指す

失敗への強い恐れ

やり直しを繰り返す

批判される不安

他人に厳しい

自分にも極端に厳しい

融通がきかない

コントロールを失う恐怖

完璧であれば安全、
という心のルールができていることがあります。

◆ 北摂の事例:小6女子の「消せない1点」

北摂地域の小学校に通う6年生の女の子。
テストで99点を取ったが、1点を何日も引きずる。

「どうして間違えたの?」と自分を責め、
次のテスト前には強い不安を抱く。

面談で出た言葉は、

「間違えたら、期待外れになる気がする」
「ちゃんとしてない自分がイヤ」

彼女にとって完璧は、
安心を守る鎧だったのです。

◆ “0か100か”思考の特徴

思考の傾向

白黒思考

できた/できない

全か無か

完璧でない=失敗

過度の一般化

1回の失敗=自分はダメ

未来予測

次も失敗するに違いない

この思考は、
一時的には行動を促しますが、
長期的には心を消耗させます

◆ 吹田市の心療内科での支援:「70点でOK」を体験する

「ゆうゆうからだとこころのクリニック」では、
完璧主義を直接否定しません。

代わりに目指すのは、
“70点で世界は壊れない”体験を重ねることです。

🔹① あえて“未完成”で終える練習

  → 途中で止める
  → 修正しないで提出する

🔹② 失敗後の世界を観察する

  → 「本当に何か失われた?」
  → 思考と現実を分ける

🔹③ 思考の幅を広げる

  → 0〜100ではなく、グラデーションで考える

🔹④ 自己価値を成果と切り離す

  → できた/できないと人格を分ける

◆ ご家庭でできる3つの関わり

🔷 ① 「それくらいでいいよ」を言葉にする

  → 親が“ほどよさ”を示す

🔷 ② 失敗を笑いに変える余裕を持つ

  → ミスは日常の一部

🔷 ③ 努力よりも休息を評価する日をつくる

  → 頑張らない日を肯定する

◆ 完璧を求める子は、「期待を裏切りたくない子」

その背景には、
責任感や繊細さがあります。

だからこそ必要なのは、
「もっと頑張れ」ではなく、
**「完璧でなくても、あなたは大丈夫」**というメッセージです。

吹田市・北摂地域で、私たちは
完璧に縛られた子どもたちが、
少し肩の力を抜けるような支援を続けています。