【睡眠の悩みと心のつながり ― 不眠が教えてくれること】
2025.07.02
「寝つきが悪い」「夜中に何度も目が覚める」「朝早く目が覚めてしまう」などの不眠の悩みは、現代人にとって非常に身近な問題です。単なる生活習慣の乱れと思われがちですが、実は心の状態が深く関係していることも少なくありません。
たとえば、仕事や家庭でのストレス、人間関係のトラブル、将来への不安があると、自律神経が乱れ、眠りにつきにくくなります。また、うつ病や不安障害の初期症状として睡眠障害が現れることも多く、睡眠の質が落ちることで気分が不安定になり、日中の集中力や意欲も低下します。
さらに、「寝なきゃ」と思うほど緊張してしまい、逆に眠れなくなるという悪循環に陥る人もいます。睡眠は本来、心と体を癒す大切な時間のはず。それが苦痛になると、心身ともに疲れが取れず、どんどん余裕がなくなってしまいます。
不眠の背景には個々のライフスタイルや心の状態が密接に関係しています。睡眠薬で一時的に眠れるようにすることも一つの手段ですが、根本的な解決のためには「なぜ眠れないのか」という原因を探ることが必要です。
ゆうゆうからだとこころのクリニックでは、心の状態から睡眠の問題を一緒に見つめなおし、無理のない方法で改善をめざします。
「眠れない夜」が続くときは、それは心のSOSかもしれません。どうか一人で抱え込まず、私たちに相談してください。